オーバーロードのss作品は数あれど、無事にエンディングを迎えられる作品はとても少ないです。
未完のまま更新停止(エタる)してしまうことなく、最後まで物語を書き切ったss作者はもっと評価されてもいいはず!
本記事ではオーバーロードのss作品の中から、見事完結させているものを厳選して10作品ご紹介します。
どの作品もオーバーロードファンなら間違いなく楽しめるでしょう!
目次
- 1 オーバーロード 完結 ss 作品1:『モモンガ様ひとり旅』
- 2 オーバーロード 完結 ss 作品2:『オーバーロード 四方山話』
- 3 オーバーロード 完結 ss 作品3:『その至高、正体不明』
- 4 オーバーロード 完結 ss 作品4:『しゃるてぃあの冒険』
- 5 オーバーロード 完結 ss 作品5:『魔導王陛下、御嫡子誕生物語 ~『術師』の復活~』
- 6 オーバーロード 完結 ss 作品6:『パンドラ日記』
- 7 オーバーロード 完結 ss 作品7:『王の二つの身体』
- 8 オーバーロード 完結 ss 作品8:『山小人(ドワーフ)の姫君』
- 9 オーバーロード 完結 ss 作品9:『ナーベがんばる!』
- 10 オーバーロード 完結 ss 作品10:『BARナザリックへようこそ』
オーバーロード 完結 ss 作品1:『モモンガ様ひとり旅』
『モモンガ様ひとり旅』は、タイトルの通りモモンガが一人で異世界に転移してしまうssです。
しもべたちがいないからか、かなり人間に対して寛容なモモンガです。
基本的なストーリーは原作に準拠ですが、生き残ったり死んだりする相手が大分変化しています。
モモンガが一人でトリップしたらこんな感じなのかな、という王道ファンタジー?を楽しめます。
「……、は?」
視界に広がる光景に、モモンガは絶句する。馬鹿な、有り得ない。
目蓋に飛び込んだ風景は、『自室』ではなく『草原』だった。
「……どういうことだ?」
周囲を見回す。しかし、見渡す限り緑が広がっているだけだ。強いて言うならば、すぐ近くには森が続いている。それだけだ。空を見上げれば夜空が広がっている。
「馬鹿な……」
(『モモンガ様ひとり旅』第1話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『モモンガ様ひとり旅』
- 作者: 日々あとむ
- 話数: 21話(完結)
- 文字数: 412,197字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
孤独なモモンガさんが、さらにボッチに‥‥でも、逆に吹っ切れている様子。守らなくてはいけない存在が無く、自由なモモンガさん。前向きなのが、とても良いです。
ナザリックのほうが見てられないので早く合流してほしいですね。こちらのモモンガさんも面白いんですけど。
めちゃくちゃ面白いですね!原作でも触れてましたけど、ナザリックなしのモモンガ様が完ソロで転移した場合の、彼の活き活きした様子をよく再現されてると思います!
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オーバーロード 完結 ss 作品2:『オーバーロード 四方山話』
『オーバーロード 四方山話』は、オリジナル主人公でユグドラシルプレーヤーの『オデンキング』がモモンガと同じ世界に転移してしまうお話です。
『オデンキング』は人間種のプレーヤーなので基本人間よりの行動をとります。
旅をするうちにクレマンティーヌを仲間にしたりナザリックにお客さんとして迎えられたりといった感じのストーリーです。
コメディっぽい展開が多いですね。
クレマンティーヌがカワイイ(^^)
いや、直感がなくたってオデンキングはきっと確信していただろう。
血の滴る武器を携え、口裂け女もかくやといったほどににんまりと口の端を限界まで歪め、それでも端整な美貌は損なわれていないこの女。
「どうしたのー? 恐怖で動けなくなっちゃたのかなー、フフっ。 かわいいねー」
間違いない、この女は元居た世界でも類をみない程の
――――重篤な厨二病に罹患している――――
(『オーバーロード 四方山話』第5話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『オーバーロード 四方山話』
- 作者: ラゼ
- 話数: 43話(完結)
- 文字数: 295,242字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
中二病治ってねえのかよ!喜々として禁断の箱を開けそうなモモンガさんに笑ってしまいました。主人公守備範囲広すぎィ
良い作戦を無に帰すアルベドの暴走どうにかしないとアインズ様は手に入りそうもないアルベド。オデンさん、有能。創造主褒められて嬉しいデミちゃんが可愛すぎてヤバい(迫真)
皇帝さんが上手いことやったでござるの巻。オデンさんと友達ってことになればナザリックも帝国に酷いことはやりにくくなるでしょうし本人も気づいてないでしょうが皇帝として超ファインプレーですよねww
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オーバーロード 完結 ss 作品3:『その至高、正体不明』
『その至高、正体不明』は、オリジナル主人公で至高の41人の一人である『ぬえ』がリアルで死亡してナザリックに転移してくるお話です。
『ぬえ』は『東方project』の『封獣ぬえ』をロールプレイしていたプレイヤーで、『封獣ぬえ』の大ファン、という設定。
『東方project』を知っていればより楽しめますが、知らなくても問題なく面白いです。
『封獣ぬえ』は女性キャラなので、もともと男だったオリ主もだんだんと…
悪のロールプレイでデミウルゴスとタッグを組む事が多いです。
アインズよりも極悪度は高いかも…
最終的にはあの人ととんでもないことに!
牧場で苦しむ『羊』を見た時、最初に襲った感情は喜悦であった。生前の平社員であった男なら間違いなく悲鳴を上げて逃げ出したであろう。しかし、変質した精神は『羊の恐怖』を喜んで受け止めたのだ。
(『その至高、正体不明』第10話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『その至高、正体不明』
- 作者: 鵺崎ミル
- 話数: 39話(完結)
- 文字数: 197,204字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
ぬえさん良いキャラしてますね!精神を抑制出来ないハンデがいい刺激になりそうです。東方キャラのナザリック入り楽しみにお待ちしています(´ω`)
さらっと書かれてますけど、全方位からくる弾幕をきっちりかわしてのけるって地味にとんでもないプレイヤースキルじゃないですか。さすがぬえ様。
王都もそうですけど、なんか「封獣ぬえっぽくいこう」が空回りして、アインズ様というかギルド全体に迷惑かけそうな予感が
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オーバーロード 完結 ss 作品4:『しゃるてぃあの冒険』
『しゃるてぃあの冒険』は、一人で異世界に転移してしまったシャルティアがナザリックを探して冒険するss小説です。
『蒼の薔薇』のメンバーになって好き勝手します(笑)
物語の中でシャルティアがものすごく成長します。
おバカなシャルティアも可愛いですが、いろいろと配慮できるようになったシャルティアは本当にいい女です(^^)
「わらわも鬼ではありんせん。亜人系のモンスターが人の街で暮らすのは苦労しんしょう? その心意気に免じて、でありんすよ。ところで見た感じオークかオーガの変異種だと思いんすが、合っていんしたか?」
「て……てめえ……」
「?」
「俺は人間だ!」
「くひゃ、よしておくんなまし。お前のような人間がいるか……おっと、いないでありんすよ」
吹き出す『蒼の薔薇』のメンバー。筋肉の塊でガタイのいいガガーランが男に間違えられることはよくあるが、まさか人間と思われていなかったとは、と腹を抱える。
(『しゃるてぃあの冒険』第3話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『しゃるてぃあの冒険』
- 作者: ラゼ
- 話数: 26話(完結)
- 文字数: 230,083字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
蒼の薔薇は比較的良識的で善良な人たちなのに、何故こうも個性豊かなのか。
おかしいな、スペックやらテキスト的には偉大な吸血鬼の女王みたいな感じなのに、何かもう一人の吸血鬼に手のかかる妹みたいに扱われてるぞ。
あっ、あかんコレ…アインズ様がいたらぶちギレエンドだ…あと屈辱から、洗脳とけたら両方暴れるよね…
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オーバーロード 完結 ss 作品5:『魔導王陛下、御嫡子誕生物語 ~『術師』の復活~』
『魔導王陛下、御嫡子誕生物語 ~『術師』の復活~』は、ナザリックが大陸を統一したあとの物語です。
ワールドアイテムによって異種族間でも子供を作れることが確認できたモモンガは、ナザリックに婚姻制度を導入して血のつながりのあるナザリックの勢力を増やそうと画策するのですが、婚姻を奨励されたアルベドたちはもちろん…
ナザリックで第一次ベビーブームが巻き起こります(^^;
それ以上に困惑してしまう事態が、今、目の前に平伏しているのだ。
アインズは静かに、そこに控える二人の姿を確かめるような声色で話しかける。
「そうか……おまえたち、そういう、仲……だったのか……」
この大陸を治める至高の王は、自分の目の前で片膝をつくNPC二人を見つめた。
(『魔導王陛下、御嫡子誕生物語 ~『術師』の復活~』第12話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『魔導王陛下、御嫡子誕生物語 ~『術師』の復活~』
- 作者: 空想病
- 話数: 22話(完結)
- 文字数: 257,754字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
ナザリック内婚活大会、はっじまっるよ~!パンドラが子だとすれば、孫の顔も見れるね!
大人「将来は何になりたい?」
子供「デスナイト!」
みたいな都市なんでしょうね。
こうなることはわかっておったろうにのう・・・
さすが見えている地雷を豪快に踏み抜いてくださるアインズ様ステキ
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オーバーロード 完結 ss 作品6:『パンドラ日記』
『パンドラ日記』は、パンドラズアクターがアインズの代わりに地上の調査に出る話です。
エンリに化けて漆黒聖典と戦ったり、モモンに化けて『蒼の薔薇』のイビルアイに変な気を持たせたり、ナーベに化けてズーラーノーンのNo.2とやりあったりといろいろな騒動を巻き起こします。
オムニバス形式でパンドラズアクターがあちこちに出没する話です。
漆黒聖典第5次席に名を連ねるクアイエッセ・ハゼイア・クインティアは眼前の少女から目を離す事ができなかった。
「き、貴様……いったい何者だ?」
「そうですねぇ……ただの村娘、エンリ・エモット……かしら?」
(はぁ?何を言っているのだこの娘は?)
んんっ? 金髪の少女は考えこむように可愛らしい唇にちょこんと指をつけた。
(『パンドラ日記』第1話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『パンドラ日記』
- 作者: こりど
- 話数: 14話(完結)
- 文字数: 111,572字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
イビルアイきゃわわ
でもその想いが実るのは絶望的なんだよなぁ…
パンドラ優秀すぎるな、もうなんか最初から色々パンドラに任せてたらアインズ様の心労の半分以上はなかったかも
予想以上に破壊力抜群だったショタルーダさん。そして暴走する某階層守護者様と守護者統括様。今日もナザリックは平常運転です。本当にありがとうございます。
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オーバーロード 完結 ss 作品7:『王の二つの身体』
『王の二つの身体』は、ユグドラシルが電脳世界のままで鈴木悟が電脳世界に囚われてしまい、ぶくぶく茶釜やたっち・みーなどアインズ・ウール・ゴウンのメンバーが鈴木悟を助けに行くというお話です。
ぶくぶく茶釜は鈴木悟に伝えたいことがあり…
このssではユグドラシルのサービス終了と同時にナザリックの全NPCがモモンガを殺しにかかるという原作とは正反対の展開で、非常に新鮮です。
「モモンガ様の御姿を拝見できて、このアルベド、光栄の至りでございます」と、アルベドは優しげに微笑ながら優雅に一礼をした。
「早速ではありますが……」
いつの間に取り出したのだろうか。アルベドのその手には巨大なバルディッシュが握られていた。彼女の細い腕では持ち上げることなど不可能と思えるほど巨大だ。
(『王の二つの身体』第4話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『王の二つの身体』
- 作者: Menschsein
- 話数: 30話(完結)
- 文字数: 92,877字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
なかなか斬新な設定の二次創作になっていますね。
ここから茶釜さんがどう絡んでくるのか、まだまったく予想できません。
HPが0になったらヤバイと感じてるせいか、容赦がないなモモンガ様。見つけて敵意があると判断したら即キル
今まで見たことのない切り口の二次小説で、舌を巻いています。時間を忘れて読みふけってしまいました。現実世界のメンバーが違和感なく動いているのは見事だと思います。キャラを操るのって大変ですから……
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オーバーロード 完結 ss 作品8:『山小人(ドワーフ)の姫君』
『山小人(ドワーフ)の姫君』は、原作の大虐殺のあとの物語で原作とは一切かかわってきません。
完全にオリジナルストーリーで展開します。
魔導国に王国、帝国、法国の商人が寄り付かず経済圧迫を受け始めた魔導国が動き出します。
ドワーフのお姫様が出てくると思った人も多いでしょうが、残念、出てきません。
物語の最後のほうになればタイトルの意味が分かります。
お姫様といえばあの…おっと、続きはご自身の目で確かめてください(^o^)
ちなみに続編『血を受け継ぐ者たち』もありますよ。
原作の雰囲気に似たかなり硬派な作品です。
「それはどういうことでしょうか?」とモモンは尋ねた。
「昔から懇意にしている商会にそれとなく聞いてみたところ、上からそういう指示が出ているということを仄めかしてくれました」
「それは、王国ですか? 帝国ですか?」とさらにモモンは尋ねる。
「両方です。強いて言えば、法国もですが……」
(『山小人(ドワーフ)の姫君』第1話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『山小人(ドワーフ)の姫君』
- 作者: Menschsein
- 話数: 26話(完結)
- 文字数: 105,461字
- 掲載サイト: ハーメルン
※続編に『血を受け継ぐ者たち』(完結済み)があります。
読者の感想
タイトルに騙された!ドワーフ転生オリ主が原作レイプする話かと思ったのに!なんと嬉しい裏切り
これはひどい…第三者からの視点を読んでから神の視点から嗤う…原作の雰囲気に大変忠実でおもしろかったです
オーバーロードは完結していない作品なのでこの物語はIFの世界に当たるのでしょうか。最新刊から物語が始まるという珍しい導入だったのも新鮮味が薄れることのなかった原因の一つなのでしょう。
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オーバーロード 完結 ss 作品9:『ナーベがんばる!』
『ナーベがんばる!』は、異世界に一人転移してしまったナーベラルがナザリックを求めて世界をさまようお話です。
途中でハムスケを仲間にして勘違いを受けながらも『蒼の薔薇』とパーティーを組んだりします。
ナザリックを見つけることに必死なので、作中何度も騙されてしまうのがなんとも憐れ…
原作のナーベラルとの違和感がないところがすごいです。
ナーベラルは無事モモンガに会うことができるのか!?
なぜ自分はこのような何処とも知れぬ深い森の中に独りきりなのだ?
「まさか……捨て……うぐっ!!」
全てを捧げた主に不要品として廃棄された。可能性として思い浮かべるだけでも、その想像の効果は激烈であった。ナーベラルは頭の芯に凍えるような恐怖、そして胸の奥にむかつきを覚え、その場にうずくまって胃液を吐いた。
(『ナーベがんばる!』第2話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『ナーベがんばる!』
- 作者: こりぶりん
- 話数: 48話(完結)
- 文字数: 312,954字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
存在理由と存在意義が一緒くたに消えてしまったらこうもなりますよね。
しかしこれでナーベラルは法国監視対象に入りましたね。覗き見対策して無いし。
彼の名はプルトン・アインザック組合長。全ての世界線で胃を痛める苦労人である
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オーバーロード 完結 ss 作品10:『BARナザリックへようこそ』
『BARナザリックへようこそ』は、ナザリックのBARが舞台の珍しいオーバーロード ss です。
主人公はリアルで過去に死亡し、ナザリックのインキュバスとして転生した酒を愛する男。
ナザリックを死後の地獄と勘違いして働いています。
そんな彼がアインズやコキュートスなどナザリックのメンバーにひと時の安らぎの時間を提供します。
本編よりも番外編の方が何倍も話数が多いと言う妙な物語。
ニューロリストなど原作ではあまり出てこないメンツも飲みに来ます。
淡々とBARでの会話が続くssで、冒険はなく、静かな雰囲気でナザリックメンバーの日常の一コマを楽しみたい方にはおすすめです。
「これはコキュートス様、ようこそいらっしゃいました」
「ウム。ナニカ適当ニ頼ム」
コキュートス様は、何でも食されるのですが、好みは大きな体にに似合わず甘いもの。そこでお体のサイズに合わせて大きめのジョッキを準備し、林檎を絞ったものに色合いの違うシロップを二種、ピリスナービールを合わせて軽くステアする。
(『BARナザリックへようこそ』第1話より抜粋)
ss作品概要
- 作品名:『BARナザリックへようこそ』
- 作者: taisa01
- 話数: 19話(完結)
- 文字数: 93,847字
- 掲載サイト: ハーメルン
読者の感想
私もアルベド派!バーテンの援護射撃ありきでしょうが、タジタジしてないイケメンアインズ様モードカッコいいです。そして食べ物の描写がとても……飯テロです……。
アインズ様にとって心が休める場所になっていて何よりですね。主人公GJ・・・あれ?ある意味ご寵愛を受けてる?
柏餅が食べたくなって、買ってしまいました(^^;)))どのお話も、お腹が空いているときには読まない方がいいですね。
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