オーバーロード原作小説第4巻のネタバレ&あらすじを詳細にまとめました!
第4巻はリザードマンの集落にコキュートス率いるアンデット軍団が侵攻するお話です!
1巻まるまるリザードマンという異色の物語。
主役はリザードマンの英雄ザリュースです!
リザードマンたちの苦悩と生き残りを賭けた決死の戦いが見どころです!
目次
オーバーロード 4巻 概要
- サブタイトル:『蜥蜴人の勇者たち』
- 作者: 丸山くがね
- イラスト: so-bin
- 初版発行: 2013年8月12日
- 発行: KADOKAWA
- 定価:1000円+税
構成
- 003…プロローグ
- 017…1章 旅立ち
- 063…2章 集う、蜥蜴人
- 153…3章 死の軍勢
- 275…4章 絶望の幕開け
- 357…5章 氷結の武神
- 423…エピローグ
- 433…キャラクター紹介
- 438…あとがき
入手先
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オーバーロード 4巻 ネタバレ プロローグ
半月ぶりにナザリックの自室に戻ったアインズは、新婚ごっこを始めるアルベドに脱力する。
アルベドをあしらいつつ、冒険者モモンとして入手した情報をアルベドと共有するアインズ。
アインズは周辺地図や周辺国情報などを手に入れることに成功していた。
シャルティアのこともあり、アインズは周辺国の全てを警戒していた。
情報の共有が終わったところで、アルベドはシャルティアがアインズに反逆したことに落ち込んでいるので罰を与えた方が返って良いのではと提案する。
アインズはシャルティアに何かしらの罰を与えることにした。
アインズはコキュートスが進めているリザードマンの村落への侵攻作戦についてアルベドにムービーを撮っておくように命じ、モモンとしての仕事に戻るのだった。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ 1章 旅立ち
リザードマンのザリュースは、リザードマンの村から外の世界を旅したことのある『旅人』であり、リザードマンの四至宝の一つである剣のマジックアイテム『凍河の苦痛』を持つ英雄でもある。
閉鎖的な社会であるリザードマンの村で、旅人は異端であると同時にさまざまな知識を持ち帰っている尊敬すべき存在でもある。
ザリュースは外の世界からリザードマンの村に魚の養殖の知識を持ち帰り、その養殖は兄であり族長でもあるシャースーリューの協力もあって半ば成功していた。
そんなある日、ザリュースの村に強大なアンデットが現れ、八日後にこの村を二番目の死の供物とすることを宣言して消えていった。
死の宣告を受けたザリュースの村『緑爪』では村の代表者たちが集まり会議が行われた。
その結果、ザリュースの提案によりリザードマンの他の全部族と同盟を結ぶことになった。
しかし、同盟予定の部族の中にはかつて食糧不足から互いに殺し合い消滅した部族の生き残りが混ざっている部族も含まれている。
ザリュースは『緑爪』に恨みを持つリザードマンがいる部族『竜牙』『朱の瞳』には自分が使者に行くことにし、ペットの奇形のヒドラ『ロロロ』の背に乗り旅立った。
ナザリック地下大墳墓第九階層にあるバーにて、シャルティアは飲んだくれていた。
下品な居酒屋で管を巻く酔っぱらいのような様子のシャルティアに、バーのマスターは眉をひそめる。
元気の無かったシャルティアを誘ったのはバーのマスター自身だったが、そのひどい姿に誘ったことを後悔していた。
そこにペンギン姿のしもべのエクレアが現れ、バーのマスターとともにシャルティアの醜態の理由が分からず首をかしげるのだった。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ 2章 集う、蜥蜴人
ザリュースは『朱の瞳』の村に到着し、族長への謁見を求めた。
しかし案内されたのは「部族を纏め上げる者」のところだった。
暗い部屋の中、ザリュースはまっ白い鱗を持つ美しい雌のリザードマン『クルシュ』と出会う。
ザリュースは思わずクルシュに求婚してしまう。
返答は戦いのあとに聞かせて欲しいと言い、ザリュースは同盟の話を持ちかける。
話し合いの中で、ザリュースはかつての食糧危機の時、部族間の戦いに参加しなかった『朱の瞳』が同族喰らいを行って生き延びたことを知る。
当時、それに反発した村人たちが司祭の力が強かったクルシュを旗頭に、同族喰らいを主導した前族長を打倒して現在に至ったことも聞かされた。
クルシュは当時の族長はそうなることを分かった上で、それでも部族を生き残らせるためにあんなことをしたのではないかとずっと苦悩し続けていた。
ザリュースはクルシュを慰め、クルシュはザリュースに惹かれていく。
ザリュースは今回の戦いはリザードマンの口減らしも兼ねていることを告げ、『朱の瞳』への協力を仰ぐ。
同族同士での殺し合いや同族喰らいをするよりはとクルシュも同盟に賛同した。
トブの大森林ではアウラがゴーレムなどを使って拠点の建設を進めていた。
ザリュースとクルシュは『竜牙』の村に来ていた。
そこで族長の巨体を持つリザードマン『ゼンベル』と出会う。
『竜牙』は力こそが全ての部族であり、強い者に従うのが習わしだ。
ゼンベルは話を聞いて欲しければ自分と戦えとザリュースに語る。
ザリュースはこれを受け、ゼンベルと決闘を行った。
モンクとして強靭な肉体を持つゼンベルだったが、ザリュースの持つ『凍河の苦痛』の力で体を冷やされ、ついには降参する。
決闘のあと、『竜牙』では酒宴が開かれていた。
そこでザリュースはゼンベルに同盟を持ちかけ、同意を取り付ける。
ゼンベルは自分に勝ったザリュースに族長になって欲しかったが、ザリュースはこれを断るのだった。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ 3章 死の軍勢
一番目の襲撃を予告された部族『鋭い尻尾』にザリュース、クルシュ、ゼンベルが到着すると、各部族の族長+ザリュースで作戦会議が開かれた。
作戦としては村に籠城し、精鋭部隊で指揮官を倒すことに決まった。
籠城するために各部族の者たちが協力して泥壁を作る姿に、リザードマンの明るい未来を見るザリュースとクルシュ。
ザリュースはクルシュに改めて戦いが終わったらプロポーズの返事を聞かせて欲しいと願い、クルシュは承諾した。
約束の刻限が訪れる。
攻めてくるのは総勢4950体のアンデットの軍団。
守るのは総勢1380名のリザードマン。
戦力差3倍以上の戦争が始まろうとしていた。
アウラが建てたログハウスで、コキュートスはエントマから巻物を受け取っていた。
それはデミウルゴスが新たにこの世界で見つけた素材で作られた巻物である。
デミウルゴスがナザリックの役に立つ成果を次々と上げていることに、喜びと共に嫉妬を感じていたコキュートス。
普段ナザリックを守る任務についているコキュートスには侵入者が来なければ忠勤を証明できないことを歯がゆく感じていた。
コキュートスにとって、今回リザードマンとの戦いを命じられたことは結果を出すまたとない機会であり、高揚していた。
今回コキュートスは与えられたアンデット軍団のみでリザードマンと戦うことを命じられていた。
コキュートスはアンデット軍団に進軍を命じる。
リザードマンたちは特殊な飲み物を飲んで気分を高揚させ、体中に塗料を塗って戦意を高め、出陣した。
始まった戦いは数では圧倒的にアンデット軍団が勝っていたが、アンデット軍団はろくな部隊運用がされないためリザードマンの戦士たちに次々屠られていった。
コキュートスは《伝言》の巻物で指揮官に指示を飛ばすが、それでも戦いの趨勢は変わらない。
このままでは負けることを確信したコキュートスは《伝言》の巻物でデミウルゴスに連絡を取り、知恵を借りることにした。
デミウルゴスはあえて弱い軍勢をコキュートスに与えて、勝つために自分で考えるよう仕向けるのがアインズの狙いではないかと答える。
しかしもはや全てが遅すぎた。
コキュートスは今回の最大戦力であるアンデット『死者の大魔法使い』の『イグヴァ』に戦うように命じる。
イグヴァが現れ、戦況は一変した。
強力な魔法を放ち、次々倒れるリザードマンの戦士たち。
これに立ち向かうべく、温存されていた族長たちによる精鋭部隊が立ち向かう。
イグヴァは100mの遠距離から魔法《火球》を放ってくるため、近寄ることができない。
ザリュースはロロロを盾として、イグヴァに向かって突撃した。
イグヴァは《火球》をロロロに何度も当てるが、ロロロは止まらず、その影に隠れていたザリュース、クルシュ、ゼンベルの接近を許してしまう。
アンデットを召喚して3人と戦うイグヴァに対し、クルシュが回復を行い、ゼンベルが召喚されたアンデットと戦い、ザリュースがイグヴァに攻めかかる。
激しい戦いでゼンベル、クルシュが倒れるが、ザリュースはイグヴァに『凍河の苦痛』を突き立てることに成功する。
イグヴァは最後の抵抗をするが、ザリュースはこれを打倒した。
完全な敗北が確定した時、コキュートスはアインズから呼び出しを受ける。
目を覚ましたザリュースは、クルシュから戦争は終わり、リザードマンが勝利したことを聞かされる。
ザリュースはクルシュに改めて求婚し、クルシュは受け入れた。
二人は迎えに来たゼンベルとともに、村で開かれている勝利の宴に参加すべく歩き出した。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ 4章 絶望の幕開け
ナザリック地下大墳墓玉座の間にて、守護者一同が集まる中、コキュートスはアインズと対面していた。
アインズに失望されることに恐怖していたコキュートスだが、アインズはコキュートスの失敗を責めなかった。
アインズの狙いは、コキュートスに失敗させ、そこからいろいろと学ばせることだったのだ。
コキュートスが今回の戦いで勝つために何をすべきだったか自身の考えを述べると、アインズはその回答に満足する。
一方で、コキュートスに負けた罰として一人でリザードマンを殲滅するように命じる。
リザードマンの戦士としての輝きに敬意を持ったコキュートスは、これに反対してしまう。
アインズは殲滅しない場合のメリットを提示するように要求するが、コキュートスは上手く答えられない。
そこにデミウルゴスが恐怖に寄らない統治の実験をしてはどうかと助け舟を出す。
アウンズはデミウルゴスの提案に満足し、殲滅から占領に切り変えた。
そしてリザードマンに力を見せつけるべく、守護者を伴ってアインズ自身もリザードマンの集落に赴くことにする。
リザードマンたちの前に、再びアンデットの軍団が現れた。
しかも今回の相手は全て魔法の武器や防具を装備したありえない軍勢である。
その軍勢が割れ、イグヴァよりも圧倒的な力を持つアンデットが姿を現す。
そのアンデット、アインズは魔法で湖の水を凍らせてしまう。
あまりの力に圧倒されるリザードマン達。
もはや勝ち目は全くないことを悟るリザードマンに対し、アインズは代表者を寄越すように命じる。
シャース―リューとザリュースがアインズの前に出ると、アインズは支配下に入ることを要求する。
しかしその前にコキュートスと戦い、勝利すれば自分は手を引き、賠償金も払うと告げた。
この恐ろしい軍団からわざわざ一人で出てくる存在が弱い訳がなく、リザードマンが何人いようと絶対に勝つことができないことはすぐに悟った。
降伏しようとするシャース―リューをアウンズは止める。
これは、統治する前の見せしめであり、降伏は認められない。
村に戻ったシャース―リューとザリュースは、状況を伝え、残りの戦士階級全員とクルシュを除く4人の族長およびザリュースを生贄の戦いに投じることを決める。
クルシュは戦いの前にザリュースの子を孕むことにする。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ 5章 氷結の武神
拠点のログハウスに戻ったアインズは、デミウルゴスが用意した骨で出来た玉座に座る気がせず、シャルティアに先日の罰として椅子になることを命じる。
ユグドラシルプレイヤーやシャルティア襲撃の犯人が襲ってくるかと期待していたが、監視には何も引っかからない。
未知の敵への対処と情報の収集、いざという時の言い訳を作るため、どこかの国に所属する方針を決めるアインズ。
一段落したところでリザードマンの村を魔法で覗いてみると、小屋の中で白いリザードマンの上に黒いリザードマンがのしかかっているところを見かけてしまう。
アウラたちへの性教育について考えをめぐらすアインズだった。
戦う準備を整えたリザードマン達の前に、コキュートスが現れる。
絶対的強者の気配を漂わすコキュートスだが、リザードマンの戦士たちの戦意は失われなかった。
コキュートスに初めに57名の戦士と族長4人、そしてザリュースが突撃する。
コキュートスは冷気を発し、57名の戦士を殺してしまう。
残った族長4人とザリュースは果敢にコキュートスを攻めるが、コキュートスに一つの傷を与えることも出来ず、一人、また一人と切り捨てられていった。
最後はシャース―リューとザリュースが残り、二人の見事な連携によりザリュースの『凍河の苦痛』の刃がコキュートスに届く。
コキュートスはザリュースたちの戦いぶりに感動しつつ、ザリュースに剣を振るった。
拠点のログハウスにて、戦いに勝利したコキュートスをアインズは称賛する。
そこでコキュートスはシャース―リューとザリュースをまだ行っていない復活の実験に利用してはどうかと提案した。
コキュートスが復活のメリットをきちんと提案できたことを喜んだアインズはコキュートスの案を採用する。
さらにアインズはクルシュを呼び出す。
クルシュがアインズに忠誠を捧げると、アインズはクルシュにリザードマンを内部から監視するのならザリュースを復活させると提案する。
逡巡するクルシュに対し、アインズは選択を迫る。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ エピローグ
ザリュースが目を覚ますと、目の前にクルシュがいた。
最後の記憶では間違いなくコキュートスに殺されていたので、クルシュまで殺されてしまったのでは考えてしまう。
そこでアインズがザリュースに復活した気分はどうだと声をかけた。
神話のような軍団を引きつれ、蘇生の魔法まで行うアインズをザリュースは神のごとき存在であると感じ、忠誠を誓う。
今は休めと言い、その場を去ろうとするアインズに、ザリュースは兄とゼンベルの復活を願う。
アウンズは考慮するので死体を保存しておくように告げ、その場を去った。
これからどのような支配が待っているか分からないが、ザリュースはクルシュに促され、今は休むことにするのだった。
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オーバーロード 4巻 ネタバレ キャラクター紹介
ザリュース・シャシャ
蜥蜴人最強の戦士
クルシュ・ルール―
白鱗の美女
ゼンベル・ググー
巨腕の暴れん坊
イグヴァ=41
被検体=41