劇場版総集編オーバーロード前編『不死者の王』の入場者特典小説として配布された『プレイアデスな日』をさっそく読んでみました!
映画のおまけとは考えられないくらい濃厚な内容でこれを入手しただけでも映画館に行った甲斐があったというものです。
映画ももちろん面白かったですが。
本記事では特典小説『プレイアデスな日』の内容や感想をご紹介します。
ネタバレもあるので中身が知りたくない方はゴーバックで!
目次
オーバーロード 劇場版 特典小説『プレイアデスな日』概要
- 劇場版総集編オーバーロード 不死者の王 入場者特典第1弾
- タイトル: 『プレイアデスな日』
- 原作・丸山くがね書き下ろし
- 70ページ超
- キャラクター原案so-bin氏のフルカラーイラスト8ページ
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オーバーロード 劇場版 特典小説『プレイアデスな日』内容
イラスト内容
『プレイアデスな日』に収録されているso-bin氏のイラストは合計8点で、以下のような構成です。
- ユリ・アルファ 1枚
- ルプスレギナ・ベータ 1枚
- ナーベラル・ガンマ 1枚
- ソリュシャン・イプシロン 1枚
- シズ・デルタ 1枚
- エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ 1枚
- アインズ + 主要階層守護者 1枚
- ツアレニーニャ + ステータス表 1枚
プレアデス6人のイラストはかなりセクシーな感じで描かれています。
ツアレニーニャのステータス表のクラス技能に「スレイブLv.2」という表記が…ナザリックに辿りつくまでの経緯を考えればさもありなんと言ったところ。
小説内容
『プレイアデスな日』に収録されている原作・丸山くがね先生の書き下ろし小説は以下の3つの構成になっています。
- ツアレニーニャのメイド修行
- ソリュシャン騒動
- プレイアデスへ不満点の聞き取り
この全てがプレイアデスの副リーダーである長女のユリ・アルファ視点で描かれています。
ユリ・アルファは原作でもアニメでも影が薄い存在ですしキャラとしてもおとなしいのでかなり貴重な物語です。
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オーバーロード 劇場版 特典小説『プレイアデスな日』あらすじ
ツアレニーニャのメイド修行
ツアレニーニャはエ・ランテルにおける人間のメイドたちをまとめる役職に就くため、セバスとユリによって教育を受けていた。
ツアレニーニャはセバスとユリにナザリックに関する様々な知識を与えられていく。
ツアレニーニャの訓練を終えたユリは自分の部屋に戻るが、仕事がなくなってしまったことに焦りを覚えていた。
ナーベラルやルプスレギナがナザリックの外での仕事を与えられていることに嫉妬を覚えるユリ。
そこにアインズより呼び出しがかかる。
ソリュシャン騒動
アインズの部屋まで行くと、ソリュシャンがアインズの前で正座させられていた。
ソリュシャンはアインズのお気に入りのスライム『三吉君』を隠してしまっていたのだ。
ユリはソリュシャンを殴りって『三吉君』の居場所を聞き出そうとするが、アインズはこれを止める。
なんとかソリュシャンを説得し、『三吉君』を返させることを承知させるのだが、『三吉君』はソリュシャンの口からから吐き出されるようにして出てきて…
プレイアデスの不満聞き取り調査
ソリュシャンが不満を抱えていたことを憂慮したアインズは、ユリに他のプレイアデスが不満を抱いていないか聞き取り調査を依頼する。
ユリはアインズの命に従い、プレイアデスの末妹『オーレオール・オメガ』やシズ、エントマに聞き取り調査を行う。
調査の結果をアインズに報告したユリは、エ・ランテルに作る予定の孤児院の設立と運営を任されるのだった。
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オーバーロード 劇場版 特典小説『プレイアデスな日』感想
ツアレニーニャのメイド修行では、ツアレニーニャに対するセバスの愛をひしひしと感じました。
ツアレニーニャはナザリックに来るまで辛い半生だったので幸せになってもらいたいものです。
でもナザリックではツアレニーニャは人間という異分子であり、一般メイドからすると自分の仕事を取られる可能性のある存在であるため、受け入れられていなかった!
アインズが認めたからと言ってナザリック全ての者に受け入れられるわけではないんですよね…厳しい現実です。
ソリュシャン騒動ではユリの「殴ってから考える」脳筋っぷりが炸裂します(^^;)
創造主の「やまいこ」の性格が反映されているとはいえ、怖いよこの娘…
ソリュシャンもソリュシャンで、自分もアインズの身体を舐めるように洗いたいからアインズのスライムを隠すとか、アルベド並みのヤンデレ気質。
もうこれ忠誠心じゃないでしょ(笑)
あと吐き出された三吉君の受け取りを躊躇うアインズの気持ちは良く分かります(^^;)
プレイアデスへの不満聞き取り調査ではなんと原作本編でも登場していないプレイアデスの末妹「オーレオール」の登場!
ここで出るか!とびっくりしました。
シズとエントマの描写もすごくよかったです。
アニメでも原作でもほとんど出番がないシズが可愛いモノ好きであることが明らかになったり、ユリに咎められて「拒絶拒絶」という様子などが可愛らしいです。
シズとエントマと姉妹喧嘩をするシーンなんかもほっこりします。
『プレイアデスの日』の後半はシズの魅力が満載です!
最後にアインズに調査内容を報告した時にユリは孤児院の設立・運営を任されるのですが、ユリがこの仕事を任させる背景にはナーベラルやルプスレギナからユリに仕事を与えて欲しいとの願いがあったことが判明します。
プレイアデスの姉妹はお互いを思いやっていることがよく分かるエピソードでした。
プレイアデスファンなら必読の書と言えるでしょう!
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